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千円札は拾うな。 [本]

 安田佳生氏著「千円札は拾うな。」(サンマーク文庫)を読んだ。確か3年ほど
前に結構ベストセラーになっていたと思うが、そのときは読まなかったが、今回、
文庫本になったのを機に、読んでみた。
 活字が詰め込まれていなかったので、プレッシャー無く読み終えた。
 
 千円札を拾うという行為を例示として挙げて、目先のことに拘泥するとして、全
体を見通すことができなくなることを戒める氏の言葉は説得力があった。「『本郷
猛』を鍛えてはいけない」という部分には笑ってしまったが、このような例示が出
てくるように、年代は近かった。
 「売り上げを伸ばすために顧客を捨てる」「大切すぎる顧客は作らない」という部
分は、なるほどとは思うが、なかなかできないことだろうとも思った。もっとも、この
ような会社は伸びないという結果が伴うのだろうが。

 わが社も、人員が削減されて来ていて、仕事が回らないという声が現場のあち
らこちらから聞こえてくる中、そろそろ思い切って業務を整理しないとならない。
 「戦略に合わせて会社を変える」、捨てる業務というものを見定めないといけな
い時期に差し掛かっている、いや、そんな生やさしいものではないな、それが急
務であると認識すべきなのだろう。

 業務の選別、顧客の選別、「捨てる」勇気、なかなか刺激的な内容だった。

千円札は拾うな。 (サンマーク文庫 B- 112) (サンマーク文庫)

千円札は拾うな。 (サンマーク文庫 B- 112) (サンマーク文庫)

  • 作者: 安田 佳生
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2008/08/05
  • メディア: 文庫



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