爽健美水 [健康]
ネモフィラ [花]
半夏生 そして蛸 [季節]
文月 梅雨真っ只中 [季節]
カルテット [天文]
月と金星の接近 [天文]
赤い月、廃駅の上に [本]
10作品の短編からなる有栖川有栖版『世にも奇妙な物語』という趣きです。そこはかとなく怖く、もの悲しく、時に心がほっこりする鉄道にまつわる怪談集です。
[夢の国行き列車]
えっ、これで終わり?と思ってしまいましたが、人生の悲喜こもごもを感じさせる切ない話。
[密林の国へ]
何処に連れて行かれるのか分からない汽車の旅。地続きではあるのに後戻りできないという焦燥!?
[テツの百物語]
鉄道マニア5人が集まって、百物語を行う(実際は5話だけれども)。その果てに現れたのは幽霊列車!?
[貴婦人にハンカチを]
哀しい話かと思いきや、最後は心がほっこりする話。
[黒い車掌]
死の直前に人生が走馬灯のように駆け巡るというが、列車の車窓に見知った顔の人たちが次々と映し出されると焦るだろうな・・・
[海原にて]
船にまつわる怪談じゃないか!と思いつつ読み進めると、海の上を走る新幹線の幻を目にする!?最後にさらりと明かされる日本が滅亡したという驚愕の未来!
[シグナルの宵]
双子の片割れと名乗ってまで、行きつけのバーに戻ってきたのは何故か?まだ現世に未練があったのか?
[最果ての鉄橋]
死者の増加に伴う輸送量アップのため(?)三途の川に鉄橋を架けて、列車を走らせるというアイデアにはくすりとさせられる。そして、鉄橋から落ちると現世に舞い戻る仕組み(?)には苦笑。
[赤い月、廃駅の上に]
鬼月と呼ばれる真っ赤な月の夜、街外れの駅には、「よろしくないもの」が降り立つという本作は、表題作だけあって、気合の入った恐ろしさ。「かつて誤解から『鉄道なんてくるな』と避けたせいで、便のよくないところに駅ができてしまった」という「鉄道忌避伝説」というものがあるとは知らなかった。
[途中下車]
厄災を免れたのは亡き妻の導きなのか・・・
早朝の桜 [花]
休日にしては珍しく早起きをして、近所の公園を散策してみました。
日中は花見をする家族連れなどで賑わっている公園も、早朝ともなると人影もまばら。 桜の花を独り占めしているような気分になり愉快(笑)
朝日を浴びてやや朱色に染まる桜の花も、なかなか雰囲気がありますね。
ウグイスも早起きで、もう鳴き始めていました。良い休日の始まりとなりました。
でも、西の方から「花起こしの雨」が降り始めている様子。こちらも午後には雨になるのかな?
桜の開花 [花]
待望の週末。桜の定点観測のため、近所の公園に行ってみました。
まだ三分咲きという感じでしょうか。満開になっていないことに何故か安堵感を思えます(笑)
しだれ桜の方は、まだ開花するのは先という雰囲気のつぼみの状態です。
桜の花にくちばしを差し込み、盛んに蜜を吸っている(?)鳥の姿を見かけましたが、何という鳥なのでしょうね?
夕刻、西の空でひときわ明るく輝いていたのは金星でしょうか? 春の1日は穏やかに過ぎていきました。
HALF MOON [月]
ようやく金曜日。そして、3月も、もう間もなく終わろうとしていています。早いものです。
4月になれば、異動や入学・就職など、悲喜こもごもの人生模様がそこかしこで描かれることでしょう。
春は心浮き立つ季節でありますが、ちょっと感傷にふける季節でもありますね。
今日はちょうど半月。光と陰が均衡しています。 人生も光と陰が均衡していればもっと穏やかなのでしょうが。